・きっかけはGoogleアナリティクスだった
Googleアナリティクスの画面に「収益」がずっと表示されている。気になって調べてみると、そもそもアナリティクス自体には収益を受け取る仕組みはなく、AdSense経由の広告収益を表示しているに過ぎないことが分かった。ということは、AdSenseの管理画面でちゃんと支払い情報を設定して、サイトを登録しておかないと一銭も振り込まれないわけだ。これはもったいない。
さっそくAdSenseで自分のブログ https://codeknowledge.livedoor.blog/ を「サイトを追加」しようとしたところ、エラーが出て登録ができなかった。
URL には有効なトップレベル ドメインを指定してください。
調べてみると、livedoor.blog のサブドメインはAdSenseでサポートされていないらしい。blog.livedoor.jp/xxx/ 形式のサブディレクトリタイプは大丈夫らしいが、新しい xxx.livedoor.blog 形式はNGのようだった。
AIに尋ねたところ、選択肢は3つあった。
- ライブドアブログ内で別のサブドメイン(
livedoor.bizなど)に変更する - 独自ドメインを取得する
- ライブドアブログメディア経由で申請する
長期的に考えれば、独自ドメインを取得するのが一番資産になる。ブログサービスが将来終了しても、ドメインさえあれば移行できる。年間数千円程度で済むのであればコストとしても許容範囲だ。ということで、独自ドメインの取得から始めることにした。ついでにBlueskyのハンドルも独自ドメイン化することにしたので、あわせて記録しておきます。
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・ステップ1:お名前.comでドメインを取得
ドメイン登録業者はいくつかあるが、日本語の解説記事が一番多いお名前.comを選んだ。.com で取れる短い名前が良かったのですが、.com だとめちゃくちゃ高額だったので、妥協して valgus.info を選択。.info は .com よりかなり安く、十分汎用的に使える。年間費用は初回は数百円と無料みたいなものだ。次年度でも数千円で済みます
注意点は以下:
- Whois情報の代理公開を必ずONにする(自宅住所が公開されるのを防ぐ)
- 自動更新はONのままにする(うっかり失効防止)
- 取得時に大量に表示される有料オプションは基本「設定しない」でOK
オプション勧誘の中でも「ドメインプロテクション(年1,078円)」のポップアップは「意図しないDNS設定変更を防ぐ」という不安をあおる文言で出てくるが、個人ブログでは不要。「設定しない」をクリックする。罠だよな、これって…^^;
・ステップ2:DNS設定で詰まる
ドメインを取得したら、次はDNS設定だ。ここで一度迷子になった。お名前.com Naviから「ドメイン機能一覧」→「DNS関連設定」と進んでいくと、なぜか「外部ドメインの追加」という画面に到達してしまう。「139円(税込)」の表示まである。

これも罠だった。「外部ドメインの追加」は、他社で取得したドメインをお名前.comのDNSで管理させるための有料オプション。お名前.comで取ったドメインには関係ない。
正しいルートは:
- 上部メニュー「ドメイン」→「ドメイン機能一覧」
- 「DNS」セクション内の「DNSレコード設定」
- 対象ドメインにチェック →「次へ」
- 「DNSレコード設定を利用する」の「設定する」
ここでようやく「DNSレコード設定 - 入力」の正しい画面にたどり着く。
CNAMEレコードを追加
ライブドアブログの公式案内に従って、以下のCNAMEレコードを追加する。
| ホスト名 | www |
| TYPE | CNAME |
| TTL | 3600 |
| VALUE | blog-01.livedoor.jp |

ここで一瞬「VALUEには自分のブログURL
https://codeknowledge.livedoor.blog/ を入れるのか?」と迷ったが、違う。CNAMEに指定するのはライブドアブログ全体の共通入口である blog-01.livedoor.jp だけ。これは全ユーザー共通の値だ。ライブドアブログのサーバーが「www.valgus.info は誰のブログか」を判別する仕組みは、後でブログ側の管理画面で設定する。だからDNS側には個別ブログ名は書かない。
ネームサーバー変更のチェックボックス
CNAMEを追加して確認画面に進むと、
このチェックボックスが出る。これは必ずONにする。これをONにしないと、せっかくのDNS設定が反映されない。
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・ステップ3:DNS反映を待つ
DNS設定が完了したら、世界中のDNSサーバーに情報が伝播するのを待つ。コマンドプロンプトで反映確認できる。
C:>nslookup www.valgus.info
最初は
*** aterm.me が www.valgus.info を見つけられません: Non-existent domain
と表示されてヒヤッとしたが、これは伝播待ちの状態。30分〜数時間で伝播する。しばらくして再実行すると、
権限のない回答:
名前: blog-01.livedoor.jp
Address: 147.92.146.242
Aliases: www.valgus.info
登録済みレコードに www.valgus.info が表示されれば反映完了だ。
・ステップ4:ライブドアブログ側で独自ドメイン設定
DNS反映を確認したら、ライブドアブログの管理画面で独自ドメインを設定する。事前情報では「HTTPSをいったん無効化してから独自ドメイン設定する」という手順だったが、自分の管理画面には「HTTPS」のアイコンが見当たらない。古い情報のまま手順を信じていたら作業が止まってしまった。
調べてみると、*.livedoor.blog のサブドメインタイプを使っている場合、HTTPSは自動で有効化済みのため「HTTPS」の手動切り替えアイコンは表示されないという仕様だった。つまり、HTTPSの事前無効化は不要で、ブログ側が独自ドメイン設定時のSSL処理を全部自動でやってくれる。
手順を簡略化して、
- 管理画面トップから「ブログURL」アイコンをクリック
- 「独自ドメインを使用する」を選択
- PC/スマートフォン版の入力欄に
www.valgus.infoを入力 - 「現在のURLから新しいURLへ転送(リダイレクト)する」にチェック
- 「設定する」をクリック
すると、
変更依頼を受け付けました。証明書取得後にURLが変更になります。 https://www.valgus.info/
と表示された。SSL証明書の自動発行が裏側で進行中だ。
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・ステップ5:HTTPS化を待つ間の状態
証明書発行待ちの間、http://www.valgus.info/ (sなし)でアクセスしてみると、ちゃんとブログが表示される。DNS転送とブログ表示は既に動いていて、あとはSSL証明書を待つだけの状態だ。
このタイミングでもうひとつ、新URL https://codeknowledge.livedoor.blog/archives/34401979.html (旧URL)にアクセスしてみたが、リダイレクトされず旧URLのまま表示された。これも証明書取得が完了するまでは、リダイレクト含む完全な切替が行われていないらしい。つまり、しばらく待つしかない。
しばらく経って https://www.valgus.info/ (s付き)でアクセスしてみると、鍵マーク付きで表示された。これでHTTPS化完了。旧URLからのリダイレクトも確認できた。
・ステップ6:AdSenseにサイトを追加
本来の目的だったAdSenseに戻る。
- AdSense管理画面(https://adsense.google.com)にログイン
- 左メニュー「サイト」→「サイトを追加」
- URL欄に
valgus.infoを入力(www.もhttps://も付けない)
今度はトップレベルドメインのエラーは出ない。サイト追加に成功する。
ただ、その後すぐに
お客様のサイトは確認できませんでした サイトの所有権を確認できませんでした。
と表示された。これはads.txtの問題ではなく、サイト所有権の確認ができていないという話。Googleのクローラーがまだ新ドメインを巡回していないので、24〜48時間ほど待つ必要がある。ads.txtもブログ管理画面から設定したが、こちらも認識まで時間がかかるのが普通。明日以降に再確認する予定だ。
・ステップ7:Blueskyのハンドルも独自ドメイン化
ここまで来たら、ついでにBlueskyのハンドルも @valgus.info に変更しておくことにした。1つのドメインで、ブログとSNSの両方で本人を証明できるのはある種のステータスだ。※簡単に言うと気分が良い
Blueskyで認証用の値を取得
- Bluesky設定画面 →「Account」→「Handle」
- 「I have my own domain」を選択
- ドメインを入力 → 認証用のDID値が表示される
表示された情報は以下のようなもの:
- ホスト:
_atproto - タイプ:
TXT - 値:
did=did:plc:xxxxxxxxxxxxxxxx

ここで気になっていたのが「ハンドル変更すると旧ハンドル @naito.bsky.social が他人に取られないか」という点だったが、画面に
あなたの現在のハンドル @naito.bsky.social は自動的に予約されたままになります。いつでもこのアカウントに戻すことができます。
という注意書きがあった。Blueskyの仕様で、旧ハンドルは予約されたまま残るので、第三者に取られる心配はない。安心して進められる。
お名前.comでTXTレコードを追加
DNS設定画面で、CNAMEを追加した時と同じ要領でTXTレコードを追加。
- ホスト名:
_atproto - TYPE:
TXT - TTL:
3600 - VALUE:
did=did:plc:xxxxxxxxxxxxxxxx
※ ホスト名の先頭にアンダースコア _ が付くのが特徴。
Bluesky側で確認
DNS反映を待ってから、Bluesky画面の「DNSレコードを確認」ボタンを押すと、
確認しました
と表示された。プロフィール画面を確認すると、ハンドルが @valgus.info に変わっている。フォロワー数、フォロー数、投稿数すべて引き継がれている。これでドメイン1つで、ブログとSNSの両方の本人性が紐付いた状態になった。
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・1日でやったことまとめ
朝にAdSenseのトップレベルドメインエラーから始まって、昼にはここまで到達した。
- お名前.comで
valgus.info取得:完了 - DNS設定(CNAMEレコード):完了
- ライブドアブログの独自ドメイン化:完了
- HTTPS化(SSL証明書発行):完了
- 旧URLからのリダイレクト:完了
- AdSenseにサイト追加:完了(所有権確認待ち)
- Blueskyハンドル独自ドメイン化:完了
DNSの仕組み、CNAME / TXTレコードの違い、SSL証明書の自動取得、AT Protocolのドメイン認証まで、Web基盤技術の重要な部分を一通り触ることになった。技術的な理解が深まったのは収穫だった。
・つまづきポイント整理
これからやる人のために、自分がつまづいたポイントを整理しておく。
つまづき1:「外部ドメインの追加」画面に迷い込む
お名前.comのDNS設定画面はルートが複数あって紛らわしい。「外部ドメインの追加(139円)」が出たら間違っている。「ドメイン機能一覧」→「DNSレコード設定」が正解。
つまづき2:CNAMEのVALUEを間違える
VALUEには blog-01.livedoor.jp を入れる。自分のブログURLではない。これは全ユーザー共通の値。
つまづき3:HTTPS無効化の手順を探して止まる
古いブログ記事には「先にHTTPSを無効化」と書かれているが、*.livedoor.blog を使っている場合はこの手順は不要。HTTPSアイコンが見当たらなくても焦らず、そのまま独自ドメイン設定に進んで良い。
つまづき4:DNS反映を確認せずに次に進む
nslookup で反映確認する前に次のステップに進むと、ライブドアブログ側で「NG」エラーが出る。30分〜数時間は待つこと。気長に。
つまづき5:証明書取得待ちにじりじりする
「変更依頼を受け付けました。証明書取得後にURLが変更になります。」と表示されてからは、何もできない。リダイレクトもこのタイミングまで動かない。気にせず別作業をして、数時間後に確認するのが正解。
・おわりに
「収益が出てるなら受け取りたい」という素朴な動機から始まった作業だったが、結果的にWeb基盤技術を一通り触り直すことになった。Bluesky のハンドル独自ドメイン化までやれたのは収穫だった。ドメイン取得は次年度からは年間数千円程度の投資。それで、
- AdSenseに通せるブログURL
- 検索エンジンからのSEO評価が継続する独自ドメイン
- Blueskyでの本人性証明
これらが全部手に入る。コストパフォーマンスは非常に良い。後はAdSenseの所有権確認・サイト審査が通るのを待つだけ。承認されれば、本来の目的だった広告収益の受取りができるようになる。長丁場だったが、勉強になった一日だった。
このブログ記事は、2026年5月に行った作業の記録です。手順や画面構成は時期により変わる可能性があります。
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